梅干しやレモンなど、酸っぱいものを見るだけで唾液が出てくる、といった経験ありませんか?
これは、身体が「酸味=毒(腐ったものや未熟なもの)」と判断して、その毒性を薄めたり、洗い流すため、という説と、酸は歯を溶かしてしまうので、それを防ぐためにアルカリ性の唾液が分泌される、という説があります。
これだけでも、身体の自らを守る防御作用の素晴らしさを感じますよね。
ですが、さらに注目したいのは、「口に入れる前に唾液が出てくる」ということ。
視覚や嗅覚によって消化液が分泌されるんですね。
唾液の他にも胃酸などを分泌し、食べる前から消化する準備を始めてくれます。
最近は、スマホやタブレットを目の前に置いて食事をしている子どもを多く見かけるようになりました。
口に入れる食べ物ではなく、スクリーンを見ながら食事をすると、どうなるでしょうか。
消化液が十分に分泌されず、消化不良を引き起こしてしまいます。
消化不良は、胃腸の不快感を与えるだけでなく、下痢や便秘、アレルギーや肌荒れの原因にもなります。
大人の場合もスマホ片手に、或いはテレビを見ながら食事をしたり、仕事をしながら食事を取る方もいると思います。
お子さんと一緒に手を合わせていただきますをする。
ご飯を食べる前に一呼吸おいてみて下さい。
目の前にある食事。
目で見て、鼻で匂いを嗅ぐ。
少し意識してみるだけで、消化具合も変わってきます😊
食卓が豊かな時間になりますように🍀