感染症が流行し、腸内環境の大切さを耳にすることが多くなったのではないでしょうか。
ではなぜ腸内環境が大切なのか。
まず、腸の役割は
☞栄養分の吸収
いくら身体にいいものを食べても、きちんと消化吸収されなければ、意味を成しません。
小腸では、消化酵素が作られ、それによって消化された栄養素の吸収も行っています。
☞有害物質から身体を守る
免疫機能の約70%が腸に存在すると言われています。
☞不要なものを排出する
身体にとって不要なもの=毒素を排出してくれます。便秘になると、腸から再び再吸収され、毒素が体内を巡ることになります。
”Deth begins in the colon”(直訳すると「死は大腸から始まる」)という言葉があるくらい。
☞脳に情報を伝達
感情に影響を与えるホルモンの多くが腸内で作られます。
幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンは約90%が腸に存在します。
そして、これらの役割に大きな影響を与えているのが、腸内細菌。
バランスの取れた腸内細菌が存在していれば、“病原菌の繁殖を防ぐことができる”と言われています。
腸を整えることで免疫力が高まり、心も整うんですね。
しかし抗生物質や薬、ストレス、病気、食事の質などによって、腸内細菌のバランスが崩れると、悪玉菌が繁殖しやすい環境になり、身体のあちこちに不調が現れるようになります。
心身ともに健康であるために、まずは「腸」から見直してみるのもいいかもしれませんね。